アメリカのカレッジスポーツ | アメリカ大学院留学日記

アメリカのカレッジスポーツ

先週も書きましたが、我がオクラホマ大とライバル校テキサス大学のアメリカンフットボールの伝統の一戦が昨日ダラスで行われました。結果はオクラホマ大の勝ち。スコアは12‐0でした。僕の大学は現在まで5勝0敗。いい調子です。

昨日の試合は朝11時から始まったのですが、すでに金曜日から、皆応援にダラスへ行ったせいで、キャンパスはもぬけの殻、試合当日の夜にショッピングモールに出かけら、すでに”Defeat Texas"などと文字の入ったTシャツが売られている程盛り上がっています。極めつけは、選手の移動。めちゃくちゃパトカーの音がうるさいなぁ~と思っていたら、それは選手達のバスを先導するパトカーでした。

選手の為なら信号も止めてしまう、それがアメリカのカレッジスポーツに対する扱いです。中には専用ジェットのあるチームもあるとか。特に州立大学では、伝統的に名誉と威信の為にスポーツに力を入れているので、お金のかけ方も半端じゃないです。

とくに、凄いのが新人選手のリクルート活動。やはり選手の力量で決まってしまうスポーツが多いので、各校あの手、この手を使って勧誘します。中には、高校生をストリップクラブに連れて行ったり、コールガールを呼んでパーティをするような事もあるとか。

そうやって入った選手達は、もちろんそのほとんどが授業料免除。その上“寄付金”と称して小遣いが出るようです。実は僕がこの夏とった授業が、昨年全米代表にも選ばれた、あるフットボールの選手と同じだったのですが、彼は凄かった。全身高そうな服で固め、キャップはルイ・ヴィトン、車は毎日違う車で来てました。ここまで来ると、もうプロと変わらない気もしますが。その中のいくらかが、僕の授業料から出てると思うと少し複雑です。