Boston Career Fourum | アメリカ大学院留学日記

Boston Career Fourum

前にも少し書きましたが、アメリカ/ボストンで毎年10月の終りに日本語と英語のバイリンガルの為の就職フォーラムが開催されます。全米はもちろんの事、ヨーロッパや日本からも参加する人がいるので、参加者は3日間でのべ7000人との事。地理的な問題や、時間的な問題からなかなか日本で就職活動が出来ない留学生にとって、一年に一回のビッグイベントなのです。

来年5月卒業予定の私も御多分に漏れず参加してきました。とは言っても、大学院の授業は普段通りある訳で、学校の課題や発表の合い間を縫って準備を進めました。10月に入ってからの睡眠時間は平均3時間ぐらい、完全徹夜の日も何日かあったでしょうか?ま、留学生はみんな同じ状況だったと思いますが。

私はNYでも某日系企業の面接予定があった為、10月20日夜にNY入り、21日朝面接午後ボストン移動、22-24日までボストンの就職フォーラムに参加しました。

ボストンに来ている会社は日系大企業から外資系金融まで100社以上。この3日間で内定を出す会社もあるので、それはそれはすごい熱気でした。ま、一種独特の雰囲気でもあります。だってこの期間だけは、ボストン中がリクルートスーツを着た日本人だらけになるのですから。

日本の大学卒業時に一度就職活動を経験している私の立場からの感想はというと、やはり留学生は“売り手市場”なのだなぁという事。英語が話せる、というメリットだけで、日本企業の評価はだいぶ違います。日本で超難関といわれている会社でも、結構話を聞いてもらえます。一方で、留学生の中には結構日本の常識外れの人達も多いので苦労してる人もいるみたいですが。

ただ、やはり私のような経歴だと書類選考で落とされることもあり、なかなか大変でした。ま、覚悟はしていたのですが。結局面接をうけたのは3日間でのべ10社くらい。内定獲得はなりませんが、そのうち日本での最終面接する事になったのが1社、結果待ちが数社という状況です。

ちなみに私は商社時代の経験から、会社の規模よりも自分のやりたいポジションがその会社で重要視されてるか、を重視しました。留学生はミーハーな人が多いので、広告代理店や有名企業にほとんど集まっていましたが。

一日に5、6社との面接はさすがに疲れます。毎日ホテルに帰ってすぐベッドという生活でした。同じ時期にボストンで行われたワールドシリーズで田口選手が先発出場したのが、唯一の励みでした。