アメリカ大学院留学日記
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アメリカ人の帰属意識

今日は例の如くまた大学のアメリカンフットボールの応援に行ってきました。相手はオクラホマ州立大学。前回書いたテキサス大学と同様、我がオクラホマ大学にとってのライバル校のひとつです。簡単に言うと、東京大学と東京都立大学みたいなもんでしょうか??(って余計わからん!?)

ちなみに今日は僕にとって初めてのアウェイ戦。同じオクラホマ州の中なので2時間弱で行けたのですが、それでも全然雰囲気は違いました。この写真でわかるか微妙ですが、観客席が2色に分かれてるのが分かりますか?真ん中のオレンジ色がオクラホマ州立大の観客、両端の赤色がオクラホマ大の観客です。境目くらいにいると、それはそれは汚い言葉の応酬です。

同じオクラホマの大学でも、ここまで“オラが町”のチームを応援するアメリカ人は、やはり多人種な国だけにアイデンテティの意識が強いのでしょうか?自分の所在をはっきりさせるというか。周りの人を見てると、みんな人生かけてます。生活かかってます。ちなみに僕は何故か小さい頃良く観に行った甲子園の阪神ファンの事を思い出しました。

結果はというと、大接戦の末我がオクラホマ大学の勝利。声を出しすぎて、喉がかれてしまいました(お前もか!)来週のプレゼン大丈夫なんかな?

Jack-o'-lantern

最近は日本でも祝う習慣がでてるみたいですが、本場アメリカでは今Halloweenが近づいてきて盛り上がっています。学校で普通に仮装した生徒が歩いていたり、ウォルマートでとんがりぼうしをかぶったおばさんがレジをやってたり。

元々は宗教色の強い日だったみたいですが、今は子供が“Trick or treat!"と言ってキャンディーを貰い歩く日というイメージが強いようです。大学生くらいになると、Haunted Houseに皆で行ったり、クラブで仮装Partyに行ったりするようです。

いくら勉強で忙しくても、なるだけこういう文化イベントには参加しようというのがモットーの僕は今日jack-o'-lanternを作ってみました。26にもなって結構真剣になってみたりして(笑)、面白かったです。本当は悪魔を遠ざけるために外に置いて怖がらせるためのものらしいですが、ちょっと可愛くなりすぎたかも。ちなみにアメリカでは、でかいかぼちゃやこれを作る用の道具が至る所で売ってます。値段も数ドル程度です。

Los Angeles Lakers

今日はOklahoma CityでNBAのプレシーズンマッチ、Los Angels Lakers vs. Washington Wizardsを観てきました。プロスポーツが何ひとつ無いオクラホマでLakersが観れるのは貴重な機会だと思い、5ヶ月も前からチケットを予約していたのですが、入場してから嬉しい誤算が。お金が無いこともあり、僕のチケットは3階席の一番前だったはずだったのですが、チケットの売れ行きが悪かったらしく3階席が無くなったとの事。代替席としてなんと1階席の一番前の席が用意されていたのです!!(しかもLakersのベンチの前!!)

チャンピオンシップなら恐らく何千ドルはするであろう席に、オクラホマのNBA不人気のおかげで、僅か20ドルちょっとで座ることが出来ました。しかもそれでもまだ空席が目立っていました。ウチの大学のフットボールは毎回8万5千人収容のスタジアムが満員なのに・・・

おかげでKobe Bryant(お父さんが神戸牛好きだったのでこの名前になったらしい・・・)も5メートルの距離で観る事が出来ました。マスコミ報道によると、Phil JacksonもShaquile O'Nealも彼のせいでチームを去ったという事だったので、どれだけ我が儘に振る舞ってるのかなぁ?と注目して見ていましたが、特に目立つような行動はありませんでした。O'Nealの後釜のLarmar Odenとも仲良さそうに良く話してましたし。

プレシーズンマッチなのでKobeも出たり出なかったりでしたが、それでも一番目立ってました。結果もLakersの勝ち。でもやっぱ生は良いですね。しかも一番前で観れたので、感動もひとしおでした。。Laker Girlsのお姉さんも綺麗やったし。11月2日からの開幕が楽しみです

Boston Career Fourum

前にも少し書きましたが、アメリカ/ボストンで毎年10月の終りに日本語と英語のバイリンガルの為の就職フォーラムが開催されます。全米はもちろんの事、ヨーロッパや日本からも参加する人がいるので、参加者は3日間でのべ7000人との事。地理的な問題や、時間的な問題からなかなか日本で就職活動が出来ない留学生にとって、一年に一回のビッグイベントなのです。

来年5月卒業予定の私も御多分に漏れず参加してきました。とは言っても、大学院の授業は普段通りある訳で、学校の課題や発表の合い間を縫って準備を進めました。10月に入ってからの睡眠時間は平均3時間ぐらい、完全徹夜の日も何日かあったでしょうか?ま、留学生はみんな同じ状況だったと思いますが。

私はNYでも某日系企業の面接予定があった為、10月20日夜にNY入り、21日朝面接午後ボストン移動、22-24日までボストンの就職フォーラムに参加しました。

ボストンに来ている会社は日系大企業から外資系金融まで100社以上。この3日間で内定を出す会社もあるので、それはそれはすごい熱気でした。ま、一種独特の雰囲気でもあります。だってこの期間だけは、ボストン中がリクルートスーツを着た日本人だらけになるのですから。

日本の大学卒業時に一度就職活動を経験している私の立場からの感想はというと、やはり留学生は“売り手市場”なのだなぁという事。英語が話せる、というメリットだけで、日本企業の評価はだいぶ違います。日本で超難関といわれている会社でも、結構話を聞いてもらえます。一方で、留学生の中には結構日本の常識外れの人達も多いので苦労してる人もいるみたいですが。

ただ、やはり私のような経歴だと書類選考で落とされることもあり、なかなか大変でした。ま、覚悟はしていたのですが。結局面接をうけたのは3日間でのべ10社くらい。内定獲得はなりませんが、そのうち日本での最終面接する事になったのが1社、結果待ちが数社という状況です。

ちなみに私は商社時代の経験から、会社の規模よりも自分のやりたいポジションがその会社で重要視されてるか、を重視しました。留学生はミーハーな人が多いので、広告代理店や有名企業にほとんど集まっていましたが。

一日に5、6社との面接はさすがに疲れます。毎日ホテルに帰ってすぐベッドという生活でした。同じ時期にボストンで行われたワールドシリーズで田口選手が先発出場したのが、唯一の励みでした。

父から得た揺るぎ無い誇り、母がくれた大きないたわり

昨日、勤続旅行とやらで僕の両親がオクラホマに初めてやってきた。NYでミュージカルやヤンキースを観て、Washington D.Cでホワイトハウスを見学、Orlandでディズニーワールドに行ってからきたので、オクラホマはオチみたいなもんだ。

ちょうど1年ぶりの再会。この歳(26です)になっても、彼らにとって僕はただの子供。やれ車は両手で運転しろだの、結婚のプロポーズはいつするのが良いだの、久しぶりに説教をくらった。

親は仕事の関係でオクラホマには2泊しか出来ないので、お互い寸分を惜しむようにいろいろ積もる話をした。自分がどういう所で勉強し、生活しているのかを知ってもらいたかったので、いろいろな場所を紹介した。あの9・11以前では全米最悪のテロ、オクラホマ州連邦ビル爆破事件の跡地である、Oklahoma City National MemorialやOklahoma CityのDowntownであるBricktownに行ったり、学校のキャンパスを案内した。

昼間はそうやって楽しい時を過ごし、夜は学校の課題や、あと10日あまりにせまったボストンフォーラム(留学生向けジョブフェア)の準備。超忙しい。今日の授業中に、流れに任せて寝たのではなく、無意識のうちに気付いたら数秒瞬間的に記憶が飛ぶような状況になったので、かなりヤバい気がする。それでも明日提出のレポートがひとつ、来週はテストとレポートが各ひとつ、そしてプレゼンが2つと続くので、まだまだベッドでゆっくり寝れる日は遠そうだ。会社に居た時は、自分の限界を感じた場合、他人にふったり、上司の指示を仰げば良かったのだが、留学生はそうはいかない。

しようが無いので、コーヒーの後にこちらのエネルギードリンクである「RED BULL」を飲んだら、なんかちょっと心臓の鼓動が早くなったり気がする。大丈夫なのか?

明日、両親はオクラホマを去ってしまう。白髪が一段と増えた父親や、また痩せてしまった母親を見ると、”海外駐在の可能性がある仕事”を中心に探していたのだが、親の近くに居るのも幸せだなと思った。

アメリカのカレッジスポーツ

先週も書きましたが、我がオクラホマ大とライバル校テキサス大学のアメリカンフットボールの伝統の一戦が昨日ダラスで行われました。結果はオクラホマ大の勝ち。スコアは12‐0でした。僕の大学は現在まで5勝0敗。いい調子です。

昨日の試合は朝11時から始まったのですが、すでに金曜日から、皆応援にダラスへ行ったせいで、キャンパスはもぬけの殻、試合当日の夜にショッピングモールに出かけら、すでに”Defeat Texas"などと文字の入ったTシャツが売られている程盛り上がっています。極めつけは、選手の移動。めちゃくちゃパトカーの音がうるさいなぁ~と思っていたら、それは選手達のバスを先導するパトカーでした。

選手の為なら信号も止めてしまう、それがアメリカのカレッジスポーツに対する扱いです。中には専用ジェットのあるチームもあるとか。特に州立大学では、伝統的に名誉と威信の為にスポーツに力を入れているので、お金のかけ方も半端じゃないです。

とくに、凄いのが新人選手のリクルート活動。やはり選手の力量で決まってしまうスポーツが多いので、各校あの手、この手を使って勧誘します。中には、高校生をストリップクラブに連れて行ったり、コールガールを呼んでパーティをするような事もあるとか。

そうやって入った選手達は、もちろんそのほとんどが授業料免除。その上“寄付金”と称して小遣いが出るようです。実は僕がこの夏とった授業が、昨年全米代表にも選ばれた、あるフットボールの選手と同じだったのですが、彼は凄かった。全身高そうな服で固め、キャップはルイ・ヴィトン、車は毎日違う車で来てました。ここまで来ると、もうプロと変わらない気もしますが。その中のいくらかが、僕の授業料から出てると思うと少し複雑です。


Utada

今日ウォールマートに行った時に、全米では10月5日に発売の宇多田ヒカルのCDを見つけたので早速買ってきました。値段は税別で$12.88。ちなみに一緒に買ったEVANESCENCEのCDは$13.88でした。やっぱアメリカはCD安いですね。というより日本が高すぎるという話ですが。gaiaさんの情報によると、Appleの「iTune Music Store」だと、全曲で$9.99。日本の音楽業界は今のうち何とか手を打たないと、廃れていくのが目に見えてる気がします。

”宇多田ヒカル全米進出”というニュースはだいぶ前から目にしていましたが、実際こうやってオクラホマの片田舎でも手に入ったという事で、本当に”全米”で発売されてるんだなぁと改めて実感しました。西海岸やニューヨーク等だと状況は違うと思いますが、ここオクラホマで日本人のCDをインターネット以外の通常の流通ルートで手にする事は、ほぼ不可能です。それだけにちょっと感激しました。

ちなみに、僕は日本にいた頃から宇多田ヒカルの音楽が好きで、デビューして一番最初の千葉マリンでのコンサートに行った事があります。その時はまだ初々しい感じで結構とちったりしてました。”結婚発表!”のニュースは、会社を辞める前の最後の出張で行った岡山の新幹線の駅で知り、一番仲の良かったメーカーさんと一緒に驚いたのを今でも覚えています。

何しろ長い間日本人歌手の曲をCDで聞く機会が無かったので、これからじっくり聞き込みたいと思いますが、さっきちょろっと聞いた感じでは、”かなりアメリカナイズされてるなぁ”という印象でした。

実は最近たまたまニュースで見て久保田利伸のCDも手に入りそうな情報だったので、今日一緒に探してみましたが、結局見付かりませんでした。あと、Puffyとかもこっちで手に入るんかなぁ。

昨日の田口選手もそうですが、アメリカで活躍している日本人を見ると、俺もがんばらなあかんなぁと素直に思います。





がんばれ田口選手!!

今アメリカでは大リーグのプレーオフが始まり、大いに盛り上がっています。日本人選手ではヤンキ-スの松井選手が大活躍ですが、もう一人ベンチ入り25人枠に入っているのが、セントルイス・カージナルスの田口壮選手です。新聞報道によると、9日も先発は無い様ですが、それでもいつも前向きに楽しい日記を披露してくれる田口選手が僕を僕は応援しています。

契約途中で“家族の為に日本に戻る”と言って日本に帰ったのに、日本に戻ったらいきなり引退宣言してみたり、挙句の果てには芸能人と不倫して一緒に住んでるらしい元大リーガーとか、契約を途中で解除され引退しアメリカで実業家になるらしい元大リーガーとは違いますね。

写真のサインボールは、去年田口選手が3Aにいた頃、オクラホマに遠征に来た時に頂いたものです。(ちょっと自慢!)なかなか上にあがれず、フラストレーションはたまっていたはずなのですが、”オーナーにはもうすぐ上にあげるって言われてるねんけどなぁ~”とか言いながら、気軽にサインして頂きました。

もちろん野球選手は結果が全てですが、僕はそれ以外にもメディアから伝わる人間性に興味があります。なのでいつもはクールに決めてるが、実は結婚直後に不倫しちゃったイチロー選手よりも、AV大好き!と新聞記者に公言しているらしい正直な松井選手の方が好きです。

いずれにせよ、日本人メジャー選手の活躍は、こちらにいる留学生の励みになってます。

アメリカの携帯電話

salemさんは格好いい携帯を買われたみたいですが、今日は僕が使っている携帯を紹介したいと思います。SprintというキャリアのSamsung N400とかいう奴です。端末の価格はタダ!!日本でいう”携帯1円”とかいうやつと同じですね。見た目はダサいですが、貧乏留学生、そこはこだわりません。まだカラーで良かった。(モノクロもいまだに置いてありました)

機能は・・・というと、日本で商社マン時代2つ持ち歩いていた僕としては不満も不満。たまに携帯なのにいきなりフリーズするわ、音は悪いわ、ちょっと田舎にいっただけで電波は入らへんわ、最悪です。一応“着メロ”みたいな奴はダウンロード出来るみたいですが、めちゃ高いし(1曲1$??)、なかなかインターネットにも繋がりません。もちろん”着うた”なんてものは存在しません。着信音もたぶん12和音くらい。カメラは当然なし。なので用途はもっぱら、発信、着信のみ。メールもほとんど使いません。(使えない!?)

韓国製やから問題多いんかなとも思いますが、最近はよく”KIA”とか”HUNDAI”の車も見るしなぁ・・・ただ、街行く人の携帯で”おおっ!!”と思うのはだいたい”SANYO”とか”KYOCERA"製です。

それだけならまだしも、こちらは携帯料金も割高に感じます。まずその料金体系がややこしい。まず買った当時(1年半くらい前)、僕はソーシャルセキュリティナンバーを持ってなかったので、まず保証金125$もとられました。(1年後には戻ってきたのですが)ただこれはSprintが一番安く、AT&TやCingularだと600$以上とられるそうです。
あと、こちらも基本料金・時間あり、それ以上かけた場合はかけた分だけ加算されるのですが、一番意味不明なのは、かかってきた電話も時間がカウントされるという事。日本ではかけた分だけ気にしていたので、当初は慣れずに、あっという間に基本料金をオーバーしてしまいました。かかってくるのはこっちの意思ではないので、コントロールするのが難しいです。

☆corona☆さん もおっしゃってますが、僕の感覚だと、こちらの携帯やそのコンテンツは日本の2~3年前の状況だと思います。逆に言えば、日本の携帯が突出して技術が進んでいるとも言えると思いますが。ま、日本の携帯メーカーは毎年何百人単位で技術者を採用し、そのほとんどを携帯の開発にあててるらしいので当然といえば当然なのでしょうが。競争の原理ですかね!?

ということで、僕は”日本に戻るまであと少しの辛抱だから・・・”と我慢して使ってます。あ、でもこれでアメリカに就職が決まったらどうしよう?

Randy Bassと会いたい

僕は大阪生まれの大阪育ち。もちろん好きな日本の野球チームは阪神タイガースだ。その阪神タイガース最強の助っ人と言えば、そう大阪では今でも”神様”と崇められている、ランディ・バース選手(←本当は黄色と黒にしたい・・・)だ。1985年の優勝時小学生だった私ですら、バース・掛布・岡田の奇跡の3連続ホームランは今でも鮮明に記憶に残っている。

そのバースがオクラホマ出身で今もロートン市という所に住んでいるという話は、語学学校の時の友達から聞いていた。以前は家まで追っかけちゃった人もいたらしい。そのバースが何故か日本の銀行の名誉支店長になった、というニュースもインターネットを目にしていた。

今年の7月、そのバースと会えるかもしれない!と言う話が、ひょんな事から出てきた。僕をいつも可愛がってくれている教授に弁護士の弟がいるのだが、その弟がオクラホマ州の上院議員選挙に立候補することになり、同じ民主党の隣の地区からバースも出馬するので、是非バースの選挙活動をインターンシップの一環として手伝わないか?という誘いの話だった。

もちろん、僕は快諾。というより、別にインターンシップに認めてもらわなくてもいいから、バースと会いたい!!という思いでいっぱいだった。ただその頃夏セミを取っていた僕と、弟の選挙活動で忙しかった教授、そしてバース本人のスケジュールの調整がうまくいかず、・・・とうとう選挙は終わってしまった。結果はというともちろんバースは圧勝。僕の教授の弟は負けてしまった。(注:バースは32地区です)

普段あまり”後悔”しない僕だが、この時ばかりは無理をしてでも会いにいけば良かったかな??と思った。でも、まだあと卒業まで7ヶ月あるので諦めてません。

少し前にバースがオリックスと近鉄の合併球団の新監督候補に、という記事を読んだが、僕はその線は無いと思っていた。だって彼は州議員になったばかりだから。
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